機能の自動検出
Mesonは高い生産性のために設計されています。できる限り多くのことを自動的に行うよう試みます。
Ccache
Ccacheは、コンパイルを高速化するために設計されたキャッシュシステムです。特定のプロジェクトに対して初めてMesonを実行すると、Ccacheがインストールされているかどうかをチェックします。インストールされている場合、Mesonは自動的に使用します。
何らかの理由でCcacheを使用しない場合は、Mesonを初めて実行するときに環境変数CC
および/またはCXX
を使用してコンパイラを指定してください(一度指定するとコンパイラは変更できないことに注意してください)。Mesonはその場合、Ccacheを使用せずに指定されたコンパイラを使用します。
カバレッジ
コードカバレッジビルドを実行する場合、Mesonはバイナリgcovr
、lcov
、およびgenhtml
の存在を確認します。最初のバージョン3.3以上が見つかると、coverage-text、coverage-xml、およびcoverage-htmlと呼ばれるターゲットが生成されます。最初のバージョン4.2以上が見つかると、coverage-text、coverage-xml、coverage-sonarqube、およびcoverage-htmlというターゲットが生成されます。または、後者の2つが見つかった場合、coverage-htmlというターゲットのみが生成されます。カバレッジレポートは、たとえばmeson compile coverage-xml
を呼び出すだけで作成できます。利便性のために、可能な場合、3つのすべてのカバレッジレポートタイプを作成するハイレベルのcoverageターゲットも生成されます。
上記のいずれのカバレッジレポートを生成する場合も、テスト(つまりmeson test
)が実行を完了している必要があることに注意してください。レポートのためにテストで呼び出された関数に関する情報を収集できるようにするためです。
検索結果は次のとおりです