Visual Studioを使用した

Visual Studioプロジェクトを生成するには、MesonでインストールされているVisual Studioのバージョン設定を知っている必要があります。

この情報を取得する従来の方法は、Visual StudioコマンドプロンプトでMeson(または任意のビルドシステム)を実行することです。

Visual Studioコマンドプロンプトが検出されず、mingwコンパイラも検出されない場合、mesonはMicrosoftの「vswhere」プログラムに問い合わせて自動的にVisual Studioインストールを探すことを試行します。mingwコンパイラを無視したい場合は、mesonコマンドラインで--vsenvオプションを渡してください。特定のVisual Studioバージョンが必要な場合は、手動で設定してください。

スタートメニューから検索すると、いつでもVisual Studioコマンドプロンプトを見つけることができます。ただし、名前は各Visual Studioバージョンによって異なります。Visual Studio 2019では、「VS 2019用のx64ネイティブツールコマンドプロンプト」を探します。次の手順は常に同じです

  1. ソースディレクトリにcdします。
  2. meson setup builddirを使用して、ビルドディレクトリを作成して設定します。
  3. コードをコンパイルするには、meson compile -C builddirを使用します。デフォルトのNinjaバックエンドを使用している場合は、ここでninja -C builddirを使用することもできます。

Visual Studioプロジェクトファイルを生成したい場合は、--backend vsを渡します。執筆時点では、NinjaバックエンドはVSバックエンドよりも成熟しているため、本格的な作業にはそれを使用することをお勧めします。

Visual StudioでClang-CLを使用する

(0.52.0で導入)

最初に、llvm webサイトを含む多くのソースから提供されているWindows用のllvm + clangのコピーを入手する必要があります。次に、Visual Studio用のllvmツールセット拡張機能が必要になります。その後、ネイティブファイルを使用するか、set CC=clang-clset CXX=clang-clを使用してこれらのコンパイラを使用する必要があります。Mesonが処理します。

Visual Studio 2017および2019でのみ機能します。

現在、Mesonにはclang/c2のサポートはありません。

Visual StudioでIntel-CL(ICL)を使用する

(0.52.0で導入)

ICLを使用するには、ICLをインストールして、Ninjaバックエンドで行うようにICL開発シェルを起動するだけで、Mesonが処理します。

検索結果は次のとおりです。